札幌で弁護士に借金の相談をする前に、知っておくべき5つの情報
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「2019年全国家計構造調査 都道府県 県内経済圏 15万以上市別 家計資産・負債に関する結果 [所得資産集計] 」によると、北海道に住む勤労者世帯の金融負債残高の平均値は4413000円でした。ここには、住宅や土地のための負債も含まれています。
返済できるつもりでローンを組んでいたとしても、突然の事故や病気などによって計画が崩れてしまうことも起こりえます。借金を返すために借金を重ねることになってしまったなど、借金問題を抱えたとき、ひとりで抱え込まず無料相談を検討することは、正しい選択のひとつです。公的機関などで無料相談することで、借金の対応方法についてのアドバイスを受けられるでしょう。
しかし、相談前にある程度の知識を知っておくことで、適格な相談ができるだけでなく、何度も複数の場所へ足を運ぶなどの手間をかけて相談を重ねなければならない事態を避けることができます。また、より適切な手段をすみやかに選択できることにより、借金問題の苦しみから少しでも早く解放されるはずです。本コラムでは、札幌近郊にお住まいの方が、借金問題を抱えてしまい相談する前に知っておくべきことについて、ベリーベスト法律事務所 札幌オフィスの弁護士が解説します。
1、借金を返せないときにできる法的対応は3つ
「債務整理」とは、返済できなくなった借金を整理する法的手続きのことです。債務整理をすれば借金の返済で苦しむ必要がなくなり、平穏な生活を送ることができるでしょう。
債務整理には3つの方法がありますが、ここからはそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
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(1)任意整理について
任意整理とは、裁判所などの公的機関が間に入ることなく、借金の貸主と直接交渉して、将来支払う利息を減らしたり、返済期間を引き延ばしたりする手続きです。
<任意整理のメリット・デメリット>
【メリット】- 裁判所など公的機関が間に入らないので複雑な書類手続きが少ない
- 整理する借金を選べるので、カーローンなどを整理しなくてすむ
- 借金の取り立てをストップできる
- 財産の差し押さえを回避できる
- 任意整理を依頼する相手以外の人に気づかれないよう交渉ができる
- 借金の利息を払わずにすむよう交渉できる
【デメリット】
- 相手が企業であればブラックリストに登録され、新たな借金ができない
- 借金の元本は減額できない
- 交渉に応じてくれない貸主もいる
- 決まった収入がないと手続きができない
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(2)個人再生について
個人再生は裁判所を通して行う手続きで、多額の借金を減額し返済していきます。借金の減額割合は最大で5分の1、返済期間は最長で5年にすることが可能です。
<個人再生のメリット・デメリット>
【メリット】- 借金の貸主からの取り立てがなくなる
- 借金を減らせる額が大きい
- 借金した理由は不問
- 住宅ローン返済中のマイホームを手放す必要がない
【デメリット】
- ブラックリストに登録され、新たに借金できない
- 決まった収入がないと認められない
- 手続きが複雑
- 官報に掲載されるため、周囲の人に知られてしまうこともある
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(3)自己破産について
自己破産は、裁判所に申し立てて認められると借金をゼロにできる手続きです。
<自己破産のメリット・デメリット>
【メリット】- 借金の貸主からの取り立てがなくなる
- 借金を元金ごとゼロにできる
- 決まった収入がなくても手続きができる
【デメリット】
- ブラックリストに登録され、新たな借金ができない
- わずかなお金と生活するのに必要なもの以外の財産をすべて処分される
- 一定期間、職業制限を受ける
- 官報に掲載されるため、周囲の人に知られてしまうこともある
2、3つの債務整理のうち、どの方法が最適?
借金を返済できなくなった場合、3つの債務整理のいずれかで対応することになります。ところが、債務整理をした経験がなければ、どの方法が自分に最適なのかわからないケースが一般的です。債務整理の手続きができる条件は同じではなく、それぞれの手続きで異なります。
たとえば、任意整理や個人再生は決まった収入がないと認めてもらえません。また、任意整理は借金の額が大きくなると認められにくくなります。また、自己破産をすれば借金をゼロにできますが、自宅や車を手放さなくてはなりませんし、一定期間は職業の制限を受けることにもなります。
個別のケースごとに最適な方法は違うため、自分で判断するのは難しいでしょう。弁護士に相談すれば、最適な方法を提案してもらうことができます。
3、弁護士に依頼することのメリット
債務整理は自分でも手続き可能ですが、弁護士に依頼するケースのほうが多いといえます。
その理由は、次のようなメリットがあるからです。
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(1)借金取り立てのストレスを感じなくてすむ
借金が返済できないようになると、貸主からの取り立てが厳しくなってストレスになります。依頼を受けた弁護士は代理人になったことを貸主に通知するため、以降は借主への取り立て行為が止まります。
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(2)面倒な手続きをする必要がない
債務整理の手続きをするには準備しなければいけない書類も多く、借金の元本や利息がいくらなのかを調べる必要があります。すべてを自分で行おうと試みると、かなりの時間と手間がかかるため、仕事にも影響が出てくるでしょう。
弁護士に依頼すれば、面倒な手続きはすべて代行するため、安心して仕事に集中することができます。 -
(3)交渉を有利に進められる
債務整理は自分でもできますが、一般の方は債務整理の交渉には慣れていません。弁護士には交渉力があるうえに、借金トラブルなどの民事問題に対する専門知識が豊富です。借金の貸主や裁判官との交渉を一般の方よりも有利に進められるでしょう。
お問い合わせください。
4、弁護士と司法書士はどう違う?
知っている方もいるかと思いますが、借金問題は弁護士だけでなく司法書士でも取り扱うことができます。では、弁護士と司法書士にはどのような違いがあるのでしょうか。
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(1)弁護士のほうが対応できる業務の幅が広い
弁護士はすべての債務整理の手続きを代行できます。一方、司法書士では過払い金請求や任意整理はできても個人再生や自己破産はできません。
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(2)弁護士だと相手の対応が変わる
任意整理は弁護士でも司法書士でもできますが、交渉する際の相手の対応は変わってきます。司法書士の場合は任意整理だけを想定していればよいですが、弁護士は個人再生や自己破産の手続きまで代行することがあります。弁護士に依頼すると、貸主は手ごわさを感じて対応が変わるでしょう。
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(3)弁護士には借金額や活動できる裁判所の制限がない
任意整理において司法書士が扱うことができる事件は、借金の上限が140万円となっていますが、弁護士には借金額の制限はありません。また、裁判になった場合、司法書士は簡易裁判所でしか活動できませんが、弁護士はすべての裁判所で活動することが可能です。
5、債務整理の費用はどのくらいかかる?
弁護士に債務整理を依頼すると弁護士費用がかかります。「弁護士費用は高いのでは?」と心配する方もいるでしょう。
弁護士費用の相場は「いくら」とはっきり提示しづらい面があります。弁護士事務所によって自由に決めることができるため、相談料が無料、分割払いができるなど、事務所ごとに差があるのです。さらに、具体的なケースによって弁護士費用は変わるため、法律相談をした際に確認してください。
ベリーベスト法律事務所 札幌オフィスでは、債務整理に関する弁護士費用をホームページで明示しています。ぜひご確認ください。
ベリーベスト法律事務所 債務整理の費用について
6、まとめ
借金の返済が滞ってしまうと、多くのケースで借金が増えてしまうことになります。時間が解決することは多々ありますが、借金問題に関しては、時間がたっても解決することはありません。時間がたてばたつほど事態が悪化すると考えられるでしょう。
借金のことで悩んでいるだけでは、事態は何も変わりません。まずは弁護士に相談しましょう。
借金返済のめどが立たずお困りの方は、ベリーベスト法律事務所・札幌オフィスまでご連絡ください。3つの債務整理を含めて借金トラブルの対応経験が豊富な札幌オフィスの弁護士が、借金問題でお悩みのみなさんを強力にサポートします。
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